「日本一デカいイオン」から一気に延伸!「東埼玉道路」25年春に開通する…? いまどうなっているのか
首都圏でも大型の道路建設事業のひとつ「東埼玉道路」。2025年春頃の延伸が予定されていますが、まだ日程が出ていません。今どのような状況なのでしょうか。
もう少し? 「東埼玉道路」延伸部
年度末となる2025年3月も多くの道路が開通しますが、かねて春の開通が予定されていながら、3月に入っても日程がまだ示されていないケースもあります。その一つが、首都圏でも大きな道路事業である国道4号「東埼玉道路」です。今どうなっているのでしょうか。

東埼玉道路は埼玉県八潮市の外環道(国道298号)から北進し、春日部市へ通じる予定で、国道4号バイパスのさらにバイパスにあたります。沿道には国内最大級のショッピングモールであるイオン越谷レイクタウンがあります。この道路は一般部(側道)と道路中央の専用部からなり、一般部がレイクタウン北側の吉川市内まで先行開通しています。幅員50mにもなる大きな道路です。
うち一般部は、「2025年春頃」に松伏町田島まで約3.8kmが延伸開通すると明示されていますが、3月に入ってもまだ日程が示されていません。それでも、工事は確実に進んでいました。
3月8日時点で、延伸部やそれに接続する道路もおおむね施工済みで、標識類は接続道路にも取り付け済みのところが見られました。舗装はこれから仕上げ段階の模様。ちなみに、吉川市内の従来の終端部は、延伸工事のため一部通行止め(新ましもり橋北交差点以北)となっています。
延伸部は古利根川を渡って松伏町に入り、中川に沿って田園地帯を貫きます。終点となる「浦和野田線IC」は、東埼玉道路としては畑の中でプツリと途切れる形となり、埼玉県が施工する越谷方面への都市計画道路「浦和野田線」に接続して「L」の字を描きます。
この浦和野田線の東埼玉道路接続部から、既存開通部(中井松伏線)までの約400mも同時開通となりますが、現在は標識柱などが立っているものの、舗装はこれから。年度内には開通しなさそうです。
北首都国道事務所によると、現時点で「2025年春頃」の開通スケジュールの見直しはないとのこと。それは“遅い春”となるかもしれません。
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