「左折のみ」の駐車場出口で「意地でも右折しようとするクルマ」が邪魔です。何を考えているのでしょうか?

ショッピングモールなどの出口で「左折のみ」の表示があるにもかかわらず、右折を強行しようとするドライバーもいます。どのような心理が働いているのでしょうか。専門家に聞きました。

「絶対右折するマン」の運転心理で考えられる2つ

 こういった大前提の話の上で、「絶対右折するマン」の運転心理についても聞きました。島崎先生は「あくまでも一つの解釈・推測である」としながらも、こんな運転心理があるのではないかと言います。

「右折を強行するドライバーの心理は、いくつかの可能性が考えられます。まず、『そもそも表示に気付いていない可能性』。そして、『目的地が右方向にある場合、左折して迂回するのは時間も燃料も余計にかかるため、それを避けたいという意識が働いていること』。特に権利意識、コスト意識の強い人の場合、この傾向が強まるのかもしれません。また、これは極論ですが、『遠回りしないほうがCO2排出が減り、地球環境には良い』という理屈も成り立つため、『環境を考えれば迂回するより近道を目指すほうが良いだろう』と主張する人がいないとも限りません」(島崎先生)

 これら島崎先生が挙げたうち、筆者は「目的地が右方向にあるのだから、早くそこに行きたい」「それを実行するためには周囲の迷惑は二の次だ」といった心理が最も多いのではないかとも思いました。

【写真】全然違う! これが「右折したら法的にアウト」になるケースです

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 立地法という一般的にはあまり馴染みのない法律がありましす。

    大規模店舗では立地法に基づき近隣と協定を交わしている場合もございます。

    「自分は客だから」ではなくてギブ・アンド・テイク。環境を用意してもらえなければ買い物などできません。

    交通の妨げとなり近隣との不協和音をもたらす右折入場、右折出庫は自身が良識ある大人であると自覚するのであれば行うべきではありませんね。