韓国空軍「パイロットを“日本じゃ飛ばせない飛行機”で育てます」納得のメリットって? なぜ「日本ではNG」なのか

韓国空軍が初等練習機としてチェコ製のLSA(軽量スポーツ航空機)を採用しました。世界的にはコストパフォーマンスに優れた民間機を練習機に採用する流れがありますが、日本の現状はどうなっているのでしょうか。

世界で活躍の場を広げる「LSA」

 日本では実用機として運航が認められていないLSA(軽量スポーツ航空機)ですが、海外ではどんどん活躍の範囲を広げ続けています。

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「ブリステル」(画像:BRMアエロ)。

 チェコのLSAメーカーBRMアエロ社は同社のベストセラーLSA「ブリステルNG」を韓国空軍に納入したと発表しました。このモデルは欧州と米国のLSA規格に準拠した2人乗りの単発機で、2011年の登場以来600機以上が生産されています。欧州では多くの飛行学校で練習機として採用されているほか、自家用機としても使用されています。現在では年間110機が生産されており、多くの機種が参入しているLSA市場においても人気のある機種といえます。

 韓国空軍が練習機として採用したのはブリステルのなかでも最もエンジン出力が高いロータックス915エンジンを搭載したモデルで、コックピットはガーミン製で、デジタルディスプレイ計器が並ぶ「グラスコックピット」仕様になっています。練習生に最初からグラスコックピットに慣れてもらうことは訓練の効率化の上で重要であることが証明されています。

 採用されたロータックス915エンジンは141馬力のピストンエンジンです。さらに高価な航空ガソリンの代わりに自動車燃料が使えるため高い経済性を誇ります。

 ちなみに、民間の飛行学校などで広く使われているブリステルNGは100馬力のロータックス912エンジンを搭載。こちらは韓国の飛行学校でも練習機として使用されていて、そのうちの1機が昨年9月に北九州空港を訪れたことがあります。

 お隣の国の空軍ではこうしたアップデートが見られましたが、我が国の自衛隊などにおける訓練では、どのような機体が使われているのでしょうか。

【写真】えっスゴ…これが「韓国空軍パイロットの卵」が使う機体の操縦席です

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