「駅ビル上階に“路面電車”が吸い込まれていく駅」ついに完成! “新・広島駅ビル”完成 社長「世界でも類を見ない」
まるで未来都市だ…!
ホテルや商業施設も?
2025年3月24日、新しい広島駅ビルが開業します。それに先駆け23日、同駅内にて記念式典が執り行われました。中国地方最大都市の玄関駅の“新たな姿”は、どのようなものなのでしょうか。

新たな広島駅ビルは2020年より整備が開始され、完成まで5年の歳月を要しました。高さ約100mで、地上20階・地下1階。施設内には約220店舗が入居するショッピングセンター「ミナモア(minamoa)」やシネマコンプレックス、ホテルなどが入居します。
そして、新たな広島駅ビルの最も大きな特徴は、路面電車(広島電鉄)の停留所の位置です。駅ビル2階を貫くように、路面電車の停留所を設置し、広島駅中央口改札や新幹線口改札から段差なくフラットにつながりました。
とはいえ、この乗り場空間はまだ使用されません。夏頃をめどに、この新停留所を含む「駅前大橋線」が開業し、路面電車の広島駅乗り入れルートは大きく変更され、東側へ回り込んで駅南口の地上乗り場に乗り入れる現在のルートは廃止されます。
「広島駅の再整備事業は会社を挙げて長く取り組んできました。さらに夏に広島電鉄の路面電車が入ってくると、世界にも類を見ない都市空間がこの大都市に出来上がることになります。私、そして市民の皆様も大変待ち遠しく思っているのではと思います」(JR西日本 長谷川一明社長)
新たな駅ビルは、広島・瀬戸内の玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設となることを目指したものといいます。
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