ANAに「新エコノミークラス」ついに誕生! 「ふたつの世界トップクラス」掲げた新座席の全容は? 26年度にデビュー予定
ANA(全日空)が新型の国際線エコノミークラスシートを2026年度より導入すると発表しました。どのようなものなのでしょうか。
2026年度より「787-9長距離国際線仕様機」に
ANA(全日空)が2025年4月9日、新型の国際線エコノミークラスシートを2026年度より導入すると発表しました。新シートは同社の長距離国際線に投入されている「ボーイング787-9」19機に順次設置される計画です。どのようなものなのでしょうか。

新たなエコノミークラスは、ドイツのレカロ社が設計したものが採用されます。最新の技術と人間工学に基づき設計され、長距離フライトでも快適な座り心地が特徴といいます。
新たなエコノミークラスのシートピッチ(座席の前後間隔)は33~34インチで、膝元部分の設計改良を行ったことで、同社従来比+1インチ(約 2.5cm)スペースを拡大したとのこと。また、リクライニング量を従来のシートより2インチ(約5cm)拡大することで、1.5倍の6インチ(約 15cm)のリクライニング量を実現。同社は「エコノミークラスシートとしては、世界トップクラスのピッチとリクライニング量」と特徴を紹介しています。
座席設備は電源コンセントのほか「Type A」 と「Type C」のUSBポートを設置。個人モニターは13.3インチで、最新式のタッチ式に。このことで、従来装備していたコントローラーを廃止して軽量化を実現しているそうです。
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