「軍隊の航空機=戦闘機じゃないの?」←違います! 戦わない軍用機ってナニ? 民間企業が飛ばす “まんま戦闘機”なんてのも

現代戦には必須といえる航空機ですが、軍隊が使うからといって、すべて戦闘用の航空機=戦闘機ではありません。では、軍用機と戦闘機は何が違うのでしょうか。実は見た目が戦闘機ソックリながら、戦えない軍用機や民間機もあります。

軍用機=戦闘機じゃないから

 一般的に軍用機と言われて最初に思いつくのは戦闘機でしょう。確かに戦闘機は軍用機の花形ですが、「軍用機=戦闘機」ではありません。ほかにも様々な機種が軍用機には存在します。

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航空自衛隊のF-15J戦闘機(画像:アメリカ空軍)。

 それでは、軍用機の中で戦闘機はどういう目的で作られた機種なのか、そこから見ていきましょう。同時に、一見すると民間機のような軍用機や、軍用機のように見える民間機についても紹介します。

 軍用機というものを最も広い意味で定義するなら、軍が保有し運用する航空機全般ということになります。そうなると、戦闘機はもちろん、爆撃機や練習機、輸送機に哨戒機、戦闘ヘリコプターなども軍用機です。

 変わったところでは、大統領搭乗時のコールサインから「エアフォースワン」という名で知られるアメリカ大統領専用機も、VC-25という形式を持つアメリカ空軍の軍用機(要人輸送機)です。アメリカだけでなく、各国の政府専用機は原則として、空軍が保有し運用を担っています。日本の政府専用機についても航空自衛隊が維持・管理しており、パイロットだけでなくキャビンアテンダントに相当する空中輸送員まで全員が自衛隊員、すなわち防衛省の管理下にあります。

 スペイン空軍やギリシャ空軍には、山火事などに対応するための消防飛行艇もあり、その任務ゆえに国内だけでなく海外にも派遣されて活動しています。

 輸送機の一部には、民間の旅客機をベースに開発されたものがあります。先ほど紹介した「エアフォースワン」ことVC-25は、ボーイング747をベースに作られました。

 また、航空自衛隊やアメリカ空軍が保有しているKC-46A空中給油・輸送機は、ボーイング767がベースです。エアバスにもA330をベースに作られたA330MRTT(多用途給油・輸送機)があり、イギリス空軍やフランス航空宇宙軍などで運用されています。イギリス空軍のA330MRTTには、要人輸送仕様の「ベスピナ」という愛称がつけられたものもあります。

【明らか戦闘機じゃん!】これが軍用機ぽいのに民間機なジェット機です(写真)

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