大阪環状線の新車323系公開 ドア減らしホーム安全性向上へ

国鉄時代の電車はこの新型に

 大阪環状線の新型車両323系。車内の特徴としては「快適性の向上」が挙げられます。各車両に車いす・ベビーカー用のスペースが設けられたほか、混雑する車両(大阪駅での天満駅側先頭車)の出入口スペースが拡大されました。

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出入口付近の座席を減らし、混雑に対応した大阪駅で天満駅側になる先頭車の車内(2016年6月24日、恵 知仁撮影)。

「情報提供の充実」もポイントで、各車両に8か所16画面の案内ディスプレーを用意。訪日観光客向けに、案内ディスプレーの日英中韓4か国語表示、無料公衆無線LANサービスも行われます。

 JR西日本によるとこのほか、運転士に異常が発生した際に列車を停止させる装置に性能の高い「EB-N形」を採用するなど「安全・安心の向上」、機器類の二重化による「機器の信頼性向上」を図っているとのこと。

 この323系は、2016年度から2018年度にかけて8両編成21本の合計168両が順次投入され、大阪環状線と、そこから枝のように「USJ」方面へ延びるJRゆめ咲線(桜島線)で運行されます。またこれにより、大阪環状線で使われている国鉄時代に登場した103系電車と201系電車は、すべて新型の323系に置き換えられる予定です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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4件のコメント

  1. 片側3扉とか東京近郊だと乗降に時間かかり過ぎて日中でも定時運行出来なくなりそうだけど、大阪だと問題ないなんて凄くビックリした。

    • 大阪でも、御堂筋線とかは4ドアじゃないと無理です。

    • 東京ほど田舎者多くないからスムーズに流れるんじゃない?

  2. 殆どの在阪私鉄は19m3扉車、20m4扉車でなくとも、何の問題もなし。