「駅ビル2階の路面電車ターミナル」8月3日開業へ 広電「駅前大橋ルート」誕生で路線網が激変!

広島電鉄の新線「駅前大橋ルート」が、2025年8月3日に開業します。

広島駅電停が駅ビル内に移転

 広島電鉄は2025年4月24日、新線「駅前大橋ルート」が8月3日(日)に開業すると発表しました。

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新しい広島駅電停は駅ビル2階に入る。写真は2025年3月の駅ビル開業時(乗りものニュース編集部撮影)。

 駅前大橋ルートは、JR広島駅と比治山町交差点を結ぶ約1.1kmの新路線です。市・広電・JR西日本の3者が広島駅南口の再整備事業として2020年10月に着工しました。

 当初は、新しい広島駅ビル「ミナモア」に合わせて3月に開業する計画でしたが、工事が遅延。「8月6日より前」に予定がずれ込み、今回、改めて開業日が決定した形です。

 広島駅は、駅ビル2階に高架で直接乗り入れます。JRの中央改札口から乗り場まで約70秒。フラットで雨にぬれずに移動できます。乗り場は従来の2か所から、A~Dの4か所に増え、電車が系統別に発着します。

 途中には、「稲荷町」「松川町」の地上電停も新しく整備されます。広電によると所要時間は、広島駅~八丁堀・紙屋町方面が約4分、広島駅~比治山下方面が約4.5分、それぞれ今より短縮されるといいます。

 なお、「的場町」と「段原一丁目」の電停は、2025年8月から2026年春頃まで利用できません。この2つの電停を含む「広電本社前~市役所前~紙屋町東~八丁堀~稲荷町~的場町~段原一丁目~皆実町六丁目」を結ぶルートは、2026年春に「循環ルート」として生まれ変わる予定です。

【日本唯一の電停】これが「駅ビル2階に“路面電車”が吸い込まれていく電停」内外の様子です(写真)

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