「ロシア軍が誇る多用途戦闘機」が火だるまに? “破壊される瞬間”を捉えた映像が公開される
前線から離れたロシア本土で航空機が破壊される事案が相次いでいるようです。
ロシア軍のSu-30SM戦闘機が飛行場で炎上か
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2025年4月25日、ロシア本国のロストフ・ナ・ドヌにある軍用飛行場で、ロシア軍のSu-30SM戦闘機が炎上したと発表し、映像を公開しました。

Su-30戦闘機は2人乗りの双発エンジン機で、1機種で対空戦闘と対地攻撃の双方に対応できるマルチロール(多用途)機です。元々は輸出用の機体でしたが、後にロシア本国も採用し、このロシア軍向けの機体が「Su-30SM」と呼ばれています。また、搭載電子機器を改良した「Su-30SM2」と呼ばれる機体も2022年に登場しています。
公開された映像では、飛行場に駐機されていた戦闘機が火災を起こしている様子が確認できます。ウクライナ側の破壊工作とみられますが真偽は不明で、破壊した手段についても明らかにされていません。
GURによると、炎上したSu-30SMの機体番号は「35」で、推定コストは約5000万ドルとしています。
なお、GURは2024年12月にもロシア南部のクラスノダール地方にあるクリムスク市の飛行場で、ロシア軍の戦闘機が炎上したと報告しており、前線から離れたロシア本土で航空機が破壊される事案が相次いでいます。
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