「ドローンの大群を根こそぎ叩く!」コスパ異常なエネルギー兵器が納入へ その驚愕の価格とは
ミサイルや機関砲よりもはるかに安い。
費用対効果がかなり高い対ドローン兵器
アメリカのテクノロジー企業であるエビラスは2025年4月29日、アメリカ海兵隊に遠征型指向性エネルギー対群兵器(ExDECS)を納入したと発表しました。

このExDECSは、高出力のマイクロ波を利用した対ドローン兵器とのことです。
このシステムは、車載式と設置式の2タイプが選択可能で、米海軍研究局(ONR)が発注した契約の一環として開発されました。
2025年の始めにダールグレンの海軍水上戦センターでチ試験を完了。今後、海兵隊で、低高度防空(LAAD)任務におけるマイクロ波の有効性を調査され、地上型防空能力(GBAD)を強化する目的で活用される予定です。
なお、詳細な射程や撃墜方法を明らかにされていませんが、マイクロ波を当てることで、ドローンの電子部品を故障させ、墜落もしくはなんらかのトラブルを発生させ、遠隔操作を受け付けなくする防衛兵器のようです。
また、映像などによると、広範囲で飛翔するドローンの大群をマイクロ波の照射により、一気に落とすことを想定している兵器のようで、通信妨害によるドローン対策では不可能であった、光ファイバー通信装置を装備した有線ドローンに対しても、同兵器はマイクロ波であるため有効と予想されます。
さらに、従来ドローン対策として使われてきた対空ミサイルや機関砲と比べ、かなりコストパフォーマンスも良いようで、エピラスはドローンを撃墜するための1回の照射は5セント(約5円)程度と見積もっています。これは1発1億円以上する対空ミサイルはもちろん、対空用に使われる機関砲弾や銃弾よりも低価格なています。
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