京王、駅をピューロランド仕様に いま、鉄道で存在感高めるサンリオキャラ

「あること」の象徴的な駅である京王多摩センター駅

 京王多摩センター駅を“サンリオピューロランド仕様”にした狙いとしてあげられるのは、地域活性化と国内からの集客、そして訪日外国人旅行者の獲得です。

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“サンリオ仕様”の京王多摩センター駅に到着した、キャラクターがラッピングされた“サンリオ仕様”の京王9000系電車(2016年7月8日、恵 知仁撮影)。

 台湾のエバー航空が「ハローキティジェット」を導入するなど、海外でも人気がある「ハローキティ」をはじめとしたサンリオのキャラクター。京王電鉄では今年2016年3月から8月末まで、サンリオキャラクターのラッピング電車を走らせているほか、今年1月から3月までは、西武鉄道もラッピング電車「秩父ハローキティトレイン」を運行。増加する訪日外国人、首都圏の大手私鉄によるその獲得競争にサンリオのキャラクターがいま、いわば日本を象徴するひとつとして存在感を増しています。

 また、新宿など都心方面から「サンリオピューロランド」へは京王多摩センター駅のほか、小田急多摩センター駅も利用可能です。この両「多摩センター駅」は隣り合っており、都心側のターミナルも同じ新宿。都心と郊外を結ぶ首都圏私鉄、その競争を象徴する駅のひとつでもあります。また、日本が少子高齢化を迎える現在、利用者の維持、獲得は鉄道会社にとって大きな課題です。

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京王多摩センター駅は小田急多摩センター駅(奥)と隣接。小田急は京王ホームへ向け「千代田線直通」をアピール(2016年7月8日、恵 知仁撮影)。

 そうしたなか完成した、京王多摩センター駅の“サンリオピューロランド仕様”化。そのテーマパーク最寄り駅であり、「ふさわしさ」では十分の同駅は、今後末永く「サンリオの聖地」として注目され、“京王電鉄が選ばれること”を後押しする大きな要素のひとつになるかもしれません。京王電鉄によると、京王多摩センター駅の“サンリオピューロランド仕様”はとくにいつまでとは定めていないそうです。

 一般公開は7月9日(土)からで、当日から同駅では、サンリオキャラクターたちのオリジナルぬいぐるみが付属する記念入場券セットの販売も行われます(数量限定)。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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