86年ぶりに新型車両導入 12月に営業運転開始へ 一畑電車
一畑電車が86年ぶりに新造車両を導入します。2か国語対応の車内案内表示機や省電力の制御機器などを搭載。1両目は2016年12月から、2両目は2017年2月から営業運転を始める予定です。
車体ラッピングデザインは今秋に公募
島根県の松江市と出雲市内を走る一畑電車は2016年7月11日(月)、新造車両を今年度に2両導入すると発表しました。
車両は1両編成で、形式は「デハ7000系」。計画段階での定員は1両129人(座席64人)です。外国語対応の機器を搭載し、駅名などを案内する表示機は日本語と英語の2か国語で表記されます。電力使用量を削減できるよう、VVVFインバータや回生ブレーキ装置が採用される予定です。車両の製造は、JR西日本や智頭急行などで使用されている車両の修繕や改良工事などを手掛ける後藤工業(鳥取県米子市)が担当します。
車両のラッピングデザインを今秋に公募により決めたうえで、1両目は2016年12月から、2両目は2017年2月から、それぞれ営業運転を始める計画です。
一畑電車によると新造車両の仕様や今後のスケジュールなどについては、確認申請許可などにより変更する場合があるとのこと。また、中古車両を購入してきた同社では、新造車両の導入は昭和初期のデハニ50形電車以来、86年ぶりということです。
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