長い砲身が特徴 ロシア軍の“強力な自走迫撃砲”撃破される 複数のドローンで攻撃か?

なんと、かつては核兵器も搭載可能だった。

配備から長い車両だが未だに威力を発揮

 ロシア軍の2S4「チュリパン」240mm自走迫撃砲が撃破される様子を2025年5月14日、ウクライナ国防省が公開しました。

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2S4「チュリパン」240mm自走迫撃砲(画像:ロシア国防省)

 映像では、自爆ドローンにより2S4「チュリパン」が攻撃される様子が映されています。報道などによると、攻撃を担当したのは第24機械化旅団のようです。

 2S4「チュリパン」は、旧ソ連時代の1975年に部隊配備が始まった自走迫撃砲ですが、ロシアの標準的な火砲である152mmりゅう弾砲で破壊が困難である分厚いコンクリート構造物なども、対コンクリート砲弾で破壊可能のほか、レーザー誘導砲弾による精密な射撃も可能です。

 そのため、配備から長く経った現在でも、強力な自走迫撃砲として警戒されており、ウクライナ侵攻でも多くの車両が実戦部隊に配備されています。

 かつては戦術核砲弾も使用可能で、核迫撃砲としての機能も備えていましたが、自走りゅう弾砲よりもさらに、射程が短かくかなり接近する必要があることから、現在は核砲弾の使用は考えられていません。

 映像では、自爆ドローン対策で、砲身部分以外が金属製の網で覆われている様子が確認できますが、ウクライナ軍は複数回この車両を攻撃することで損傷を与えたようです。

【画像】直接照準も可能! 砲撃する2S4「チュリパン」240mm自走迫撃砲

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コメント

1件のコメント

  1. 毎回○○を1台破壊したと自慢してる裏で一個中隊レベルの投降者と集落ひとつの陥落と十数台の自軍装甲車破損に苦しんでるウクライナを見るとピック情報のもたらす害悪を考えざるを得ないですね