「なかなかの強敵」しかも大きくなってやがる… 「なんばダンジョン」攻略法 “バス”まで覚えりゃ完全制圧!

道頓堀や心斎橋など、大阪を代表する観光スポットが集まるなんばエリア。ここには大阪メトロや南海電鉄などの鉄道駅が集まり、駅と一体となった広大な地下街が広がります。そのスケールは観光における“関門”ともなっています。

4つの鉄道事業者、6路線が乗り入れ

 大阪には“キタ”と“ミナミ”、ふたつの大きな繁華街があります。キタはJR西日本の「大阪駅」や阪急電鉄、阪神電鉄の「大阪梅田駅」、さらに近隣の大阪メトロ各駅が集まるエリアを指し、その地下街は“梅田ダンジョン”と呼ばれるほど複雑なことで知られています。

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近鉄特急「ひのとり」も発車する大阪難波駅(画像:PIXTA)

 一方のミナミは大阪メトロの「なんば駅」周辺に広がるエリアです。この地域にも鉄道各路線のコンコースと商業施設が一体となった地下街が広がり、大阪初心者にはなかなかの“強敵”となっており、「乗り換えようと思って道に迷ってしまった」「目的地にたどり着けない」といった声も珍しくありません。

 ではなぜ、なんばの地下街がわかりにくいのでしょうか。

 その大きな要因として挙げられるのが、このエリアに乗り入れている鉄道各社の駅名です。大阪メトロと南海電鉄(南海)は「なんば」駅ですが、正式名称はいずれも「難波」です。そしてJR西日本が「JR難波」駅、近畿日本鉄道(近鉄)および阪神電鉄(阪神)が「大阪難波」駅と分かれ、大阪の街になじみのない旅行者にとっては各駅の区別がつきにくいのです。

 加えてこれら駅名には東西南北など方向を示す手がかりもなく、土地勘がなければ駅どうしの位置関係をイメージするのは困難です。

 また、大阪メトロのなんば駅には御堂筋線、千日前線、四つ橋線の3路線が乗り入れ、これもわかりにくさに拍車をかけます。地上からは同じ「なんば駅」の文字が見えても、各路線のホームはかなり離れており、乗り換えや出口探しに戸惑うことがあります。

 地下街のいちばん北西側に位置するJR難波駅から、南端に位置する南海のなんば駅まで、歩いて10分以上もかかります。この物理的な広がりゆえ、ひとたび迷ってしまうとひと苦労です。

【確かに「城壁」のよう!?】これが「なんばダンジョン」の攻略法です(地図/写真)

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