ANA国際線の「ビジネスクラス」が進化を遂げていた件 ポイントは「座席」じゃない…でも体験しないのはもったいない!

ANA国際線の多くの路線に採用されている上位クラス「ビジネスクラス」が進化を遂げているようです。どのような変化があったのでしょうか。今回、それを実際に体験することができました。

食事メニューもかなり進化していた!

 そしてもうひとつが、ANAビジネスクラス搭乗時の”名物”のひとつである機内食メニュー。この路線では機内食が2回提供されるほか、乗客が好みのタイミングで頼める軽食メニューがいくつか用意されています。そのなかで根強い人気をもつのが、ラーメンです。

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ANA機「ビジネスクラス」でのWi-Fi接続画面の様子(乗りものニュース編集部撮影)。

 ANAでは2025年3月よりラーメンメニューをリニューアル。日本出発便で「ANAオリジナル ~恵みの北海道~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン」、海外出発便で「ANAオリジナル ~香る福岡~ コク旨とんこつ風ラーメン」の提供を開始しました。今回はイスタンブール発便ということで、後者を頼むことができました。

 このラーメンはいわゆる「ヴィーガン対応」で、植物由来の原料で作られたもの。練りごまをベースに香味野菜の風味を加え、とんこつスープが再現されています。過去にも同社はプラントベースのとんこつ風ラーメンを提供していましたが、それと比べると、プラント特有とみられる、もったりとした感じが減り、こってりしながらもキレがアップしているように感じました。また、香味油は「マー油風」で紅生姜もついているのもポイント。麺も以前とはだいぶ違う食感になっているようでした。

 ちなみにイスタンブール発羽田線では、限定メニューとして、トルコの名物料理「ケバブ」も軽食メニューのひとつとして提供されていました。

 なお、これまで比較的”小さな”サービス内容の変化に触れてきましたが、ANAの同クラスにおいては、大きな変化も計画されています。同社では2025年6月のパリ航空ショーで787型(787-9)向けの新型ビジネスクラスの公開を予定しており、これらの座席を装備した機体は2026年度に受領予定です。

【写真】すごい凝ってる…これが「ANAビジネスクラス最新事情」です

Writer:

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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