「街でよく見るイタリア製コンパクトカー」何がいいんですか? 「あの鏡餅みたいな形がね」 オーナーが“今カノ”に乗り換えたワケ

“今カノ”は3代目フィアット500──マイカーのことは“ガールフレンド”だと思っている筆者は、今カノにどう出会ったのでしょうか。その魅力を、“元カノ”との出会いと別れから振り返ります。

マイカーは“ガールフレンド”

 あの~、唐突な話で申し訳ないのですが、マイカーのことは“ガールフレンド”だと思っているんですよ。

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3代目フィアット500(画像:フィアット)。

 なので、たとえばマツダ ロードスターのような「カッコいい」クルマにはまったく興味がないし、恋愛対象は何がなんでも絶対に「見た目がカワイイ」こと。それも、軽自動車にあるような「カワイイもどき」じゃなくて、「誰が見ても本気でカワイイと思える」クルマです。擬人化してたとえるならば、いまならば今田美桜ちゃんみたいな感じですかね。

 というわけで、“今カノ”フィアット500の話の前に、まずは“元カノ”の話を書かせていただきます。

ビビビっ!ときたときには、まだ免許はなかった

 元カノは、日産が初代マーチ(K10型)をベースとして製作した、同社におけるパイクカーシリーズの第3弾であるフィガロ(1991年発売)。「日常の中のちょっとしたお酒落、優雅な気分を気軽に楽しめる個性的なパーソナルクーペ」という開発コンセプトにもシビれたけれど、何よりシビれたのは、その完成度の高いボディデザインとルーフトップ仕様でした(「屋根の開かないクルマはクルマじゃない!」が座右の銘なので)。

 とにもかくにも、こんなカワイ子ちゃん、これまで見たことがない! まさしく一目惚れ状態、初恋は突然やってきたのです。

 もっともその時はすでにフィガロの抽選販売は終了しており、もしも手に入れようとするならば中古車を探し出すしかない状態。

 その結果、埼玉の中古車ディーラーで1000km強しか走っていないというほぼ新車状態のフィガロを発見、このときぼくはまだ自動車教習所に通っていた最中でした。それもフィガロのあまりの可愛さに心底やられてしまい、フィガロのオーナーになるために教習所へ通いはじめたのですが。

 まだ手元に免許がないタイミングで先走ってカーオーナーになる=フィガロを購入するという愚行に出て、教習所に通う同期の仲間たちを大いに驚かせることになってしまいます。

【へへ…いいでしょ】これが筆者の「激レア仕様フィアット500」です(写真)

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