え!? 東京メトロ直通の通勤路線で「超レトロな“硬券”きっぷ」なぜ常時販売? 突如として売り出した“あの日”
千葉の東葉高速鉄道が、昔懐かしい硬券の入場券を販売しています。交通系ICカード、自動改札機、東京都心への直通電車がそろった都会的な鉄道ですが、窓口では硬券を日常的に取り扱っているのです。どのような経緯があったのでしょうか。
「開業27周年」の硬券入場券…なぜ「27」?
この硬券入場券をコレクションするために各駅を訪れるファンも多いとのこと。駅の数は西船橋を除くと8駅、全駅分購入へのハードルはそれほど高くなさそう……これは再訪の予感です。
ちなみに、最近では2023年4月27日に開業27周年を記念した硬券入場券を販売。なぜ27周年かといえば、開業日が「27日」であることに掛け合わせたそうで、発想がユニークです。
2024年10月30日には、船橋日大前駅の東口開設20周年を記念した硬券入場券を発売しています。東葉高速鉄道は来年2026年4月に開業30周年を迎えることから、記念入場券の販売に期待したいところです。
そして東海神~飯山満間に開業予定の海老川新駅(仮称)は、先日整備に着手したことが報道されたばかり。開業予定は2029年3月末としばらく先ですが、令和の新たな硬券の誕生が今から楽しみです。
なお、東葉高速鉄道の硬券入場券は券売機では発売しておらず、改札の窓口のみでの販売です。支払い方法も現金のみなので、購入する場合は現金の用意をお忘れなく。
Writer: 和田 稔(鉄道ライター)
幼少期、祖父に連れられJR越後線を眺める日々を過ごし鉄道好きに。会社員を経て、現在はフリーの鉄道ライターとして活動中。 鉄道誌『J train』(イカロス出版)などに寄稿、機関車・貨物列車を主軸としつつ、信号設備や配線、運行形態などの意味合いも探究する。多数の本とNゲージで部屋が埋め尽くされている。
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