文科省・国交省協力の古都ツアーとは? 京都の観光が抱える課題

文科省・国交省の協力で、「文化庁文化芸術振興費補助金」を受けた「親子で行く修学旅行」というツアーが実施されています。ただ、単に安くはしておらず、それにより「高い満足度」「多いリピーター」を実現しているそうです。また「京都」といえば日本の代表的な観光地ですが、課題も存在。このツアーが、その克服に役立つかもしれません。

補助金で単に安くするのではなく

 文部科学省と国土交通省の協力によるツアーがあります。

 京都と奈良で、大人と子どもが一緒になって日本の歴史や文化へ理解を深められるというJR東海ツアーズの「親子で行く修学旅行」というツアーは、「文化庁文化芸術振興費補助金(文化遺産を活かした地域活性化事業)」を受けたもの。JR東海が国から協力を要請され2013年より開始したもので、2016年6月までに53回実施され、約2900人が参加しています(親子でなくとも、祖父母と孫といった構成でも参加できる)。

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「親子で行く修学旅行」は新幹線などの交通と宿泊、観光などがセットになっている(2011年10月、恵 知仁撮影)。

 国からの補助金がある旅といえば、最近では2016年4月に発生した「熊本地震」からの観光復興を目的に、九州への旅行を最大7割引にする「九州ふっこう割」が話題になっていますが、「親子で行く修学旅行」は形が異なるものです。

 JR東海によると、補助金は「『特別授業(体験)』を充実させること」に使っているそうで、通常は非公開の場所に入れる、関係者によるガイドを受けられるなど、普通に観光したのではできない体験が可能で、単に販売価格が安いのではなく、「補助金を活用し値段のわりに充実した内容にしている」のがポイントとのこと。京都市産業観光局の牧山さんは「このツアーは参加者の満足率が非常に高く、リピーターも少なくない」といいます。

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