常磐線・相馬~浜吉田間が12月10日運転再開 内陸移設で営業キロ見直しも

東日本大震災により大きな被害が生じたJR東日本の常磐線ですが、今も残る不通区間のうち、相馬~浜吉田間について運転再開日が決定しました。一部区間は駅や線路が内陸に移設されています。

駒ケ嶺~浜吉田間は内陸に移設

 JR東日本の仙台支社と水戸支社は2016年7月28日(木)、東日本大震災により不通になっている常磐線の相馬~浜吉田間について、運転再開日が今年12月10日(土)に決定したと発表しました。

 津波被害のあったこの区間では、沿線自治体の「まちづくり計画」と一体で鉄道の復旧工事を推進。駒ケ嶺~浜吉田間は線路や駅が内陸に移設されるなど、大規模なものになりました。

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内陸に移設、高架化された山下駅(写真出典:JR東日本)。

 JR東日本・仙台支社の広報担当者によると、現在は線路の敷設は完了しており、今後は電気や信号設備の整備が進められるといいます。また、被災前の相馬~浜吉田間は営業キロ(運賃などの計算に用いる距離)が22.6kmでしたが、今回の復旧は移設を伴うものであるため、営業キロの見直しを検討しているということです。運転再開後のダイヤなどを含む詳細については、あらためて告知するとしています。

 常磐線・相馬~浜吉田間の不通が12月に解消されると、小高駅(福島県南相馬市)から岩沼駅、仙台駅までがつながります。残る不通区間である竜田~富岡間は2017年内に、富岡~浪江間は2019年度末までに、浪江~小高間は2017年春にそれぞれ運転が再開される計画です。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 唖然です。
    原発から放射性物質が出され続けているのに運転再開ですか…

    鉄道は『原発はコントロールできているから安全』という政府の良いプロパガンダになってしまいましたね。
    車両が持ってきた放射性物質で現地に行っていないのに被爆、列車の運行に従事させられて被爆など…
    不可抗力な被爆は可哀想です。