ロシア空軍の「超貴重な機体」に“刺客”が迫る 攻撃の瞬間を捉えた映像が公開 胴体上部に「巨大な円盤」
衝撃の映像が公開されました。
「空の目」A-50早期警戒機が攻撃される
ウクライナ保安庁(SBU)は2025年6月4日、ロシア軍の航空機を目標とした「クモの巣」作戦で、A-50早期警戒機を攻撃する様子を捉えた映像を公開しました。

SBUによると、6月1日に実施したこの作戦では、ロシア軍のオレーニャ空軍基地(ムルマンスク州)、イヴァノヴォ空軍基地(イヴァノヴォ州)、ディアギレボ空軍基地(リャザン州)、ベラヤ空軍基地(イルクーツク州)を攻撃したとのこと。攻撃には、カメラを搭載したFPVドローンを用いたことを明らかにしています。
これにより、Tu-95やTu-160、Tu-22Mといった爆撃機のほか、A-50早期警戒機、An-12輸送機、IL-78輸送機など計41機を破壊したと報告しています。
既に地上に駐機するTu-95が次々と破壊される映像がSNSで拡散されていますが、今回は新たにA-50が攻撃を受ける映像も正式に公開された形です。ただ、公開された映像に映っている2機のA-50は機体が退色しており、現役の機体ではない可能性があります。また損傷の程度も不明です。
A-50は、目標検知や味方戦闘機の指揮などを主な任務とする軍用機で、機体に大きなレーダードームを搭載していることが外観上の特徴。ロシア空軍にとっては広域を見通す「目」であり、価格も非常に高価な虎の子とも言える存在です。
同機は2022年2月のウクライナへの全面侵攻開始以降、その広い探知範囲を活かし、ロシア空軍の航空作戦にレーダー監視能力を提供してきました。一方で配備されている機数は10機に満たず、2022年には2機が失われています。
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