無料の幼児、新幹線の座席利用はOK? 家族でより列車を楽しむ基礎知識

「幼児は無料で乗車しているので、混雑時は大人のひざの上にのせ、席を譲るべきなのだろうか」——新幹線や特急の利用にあたり、そう悩んだことのある人がいるかもしれません。しばしばネットでも話題になりますが、はたしてルール上はどうなっているのでしょうか。ただこの件については、「ルールの話」にとどまらないのが難しいところです。

幼児でもきっぷが必要になる場合も

「新幹線で幼児にも座席を使わせていいのか」

 日本の鉄道では基本的に、大人に連れられている幼児は無料で列車に乗車可能です。そのため、列車が混雑している場合は幼児が座っている席をきっぷを買っている人に譲る必要があるのだろうかと、インターネットの質問サイトなどでしばしば話題になることがあります。いったい、ルールではどうなっているのでしょうか。いよいよ夏本番を迎え、旅行や帰省で鉄道を利用する人も多いと思いますが、その際の参考にしてもらえればと思います。

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自由席の座席確保は早い者勝ちだが、一般的に「指定席より安い」というメリットがある(2016年7月、恵 知仁撮影)。

 JRでは原則として、1歳未満の「乳児」と1歳以上6歳未満の「幼児」は、運賃(乗車券)と料金(特急券など)が不要、つまり無料で乗ることが可能です(6歳になっても小学校入学前の3月いっぱいまで「幼児」扱い)。しかし、そうならないこともあります。

・「幼児」の人数が多い場合
「おとな」もしくは「こども」1人につき無料なのは「幼児」2人までで、3人目からは「こども」の運賃、料金が必要です。

・「幼児」だけで乗車する場合
「こども」の運賃、料金がかかります。

・「幼児」「乳児」が1人で指定席やグリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台などをひとつ利用する場合
「こども」の運賃、料金がかかります。

 具体的にはどうなるのか、続いて見ていきましょう。

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