バンコクで都市鉄道パープルライン開業 日本の車両、システムを導入
2016年8月6日、タイの首都バンコクで都市鉄道「パープルライン」が開業しました。バンコクの都市鉄道に日本製の鉄道車両が採用されるのは初めて。また、日本の企業連合が海外で鉄道メンテナンス事業に参入するのも初めてのことです。
バンコク初の日本製鉄道車両
2016年8月6日(土)、タイの首都バンコクで都市鉄道「パープルライン」(正式名称「チャローン・ラチャタム線」)が開業しました。
この鉄道は日本政府の円借款約790億円を活用して建設された、バンコク北西郊外のノンタブリ県バンヤイとバンコク北部のバンスーを結ぶ全長およそ23kmの路線です。JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)が鉄道車両63両(3両×21編成)を納入。JR東日本と東芝、丸紅による企業連合が鉄道システムを納入し、今後10年間のメンテナンス業務を担当します。
バンコクの都市鉄道に日本製の鉄道車両が採用されるのは初めてで、また、日本の鉄道事業者を含めた企業連合が海外での鉄道メンテナンス事業に参入するのも初めてといいます。
JR東日本グループは、日本国内と同様、高品質で故障の少ない鉄道車両及び質の高いメンテナンスを提供することで、安全、快適な交通サービスを提供し、バンコクの交通問題の緩和や地域の発展に貢献できるよう、一層の努力をしていくとしています。
【了】
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