ロシア軍の“空中投下可能な自走砲”撃破される 偽装して配備するもドローンに潜りこまれる

ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は、2025年7月8日、ロシア軍の2S9ノーナ-S 120mm自走砲が撃破される映像を公開しました。

空輸向けの自走砲

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は、2025年7月8日、ロシア軍の2S9ノーナ-S 120mm自走砲が撃破される映像を公開しました。

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ロシア軍の2S9ノーナ-S 120mm自走砲(画像:ロシア国防省)

 映像には、第5独立攻撃キエフ旅団が実施した自爆ドローンによる攻撃の様子が収められています。

 同車両は、ドネツィク州クラマトルスクでの偵察中に発見されたもので、瓦礫の下に偽装された状態で砲撃を行っていました。公開された映像では、ドローンが直撃する直前までの様子が確認でき、迷彩が施された砲塔も視認できます。

 2S9ノーナ-Sは、ソビエト連邦がASU-85に代わる空挺部隊向け自走砲として開発した車両で、BTR-Dの車体をベースとしており、パラシュートによる空中投下も可能です。

 この車両は輸出されておらず、旧ソ連圏の国々のみに運用されています。ロシア軍では現在も数百両が配備されているとされますが、撃破された映像は今回を含めて数例しか確認されておらず、非常に珍しいケースといえます。

【画像】あ、確かに砲身が…、これがドローン攻撃を受けるロシア軍の2S9ノーナ-Sです

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