「はっきり言って最高」「合理的」 ローソンで“車中泊”に反響! 「無断行為」を「有料サービス」に変える
コンビニ大手のローソンが、2025年7月14日から車中泊施設の実証実験を開始します。利用料金の安さも話題となっています。
「すぐ何でも買えるじゃん!」ローソンの車中泊に反響
コンビニ大手のローソンは、2025年7月14日より約1年間、車中泊施設「RVパーク」の実証実験を行います。

対象となるのは千葉県内の6店舗。実証実験を行う「RVパーク」とは、一般社団法人日本RV協会(以下「日本RV協会」)が「快適に安心して車中泊ができる場所」として定めた施設のことで、ローソン店舗がこれに登録して実証を行います。「24時間利用が可能なトイレ」や「ごみ処理が可能」などの条件が認定基準として設けられており、2024年12月までに全国500か所以上が認定されています。
また、今回の実験は、株式会社ローソンと日本RV協会に加え、グローリー株式会社の3社が連携して実施します。ローソンの駐車場内にRVパーク専用の区画を設け、車中泊の駐車スペースとして活用していくのが主な内容となります。
24時間営業であるコンビニなら、いつでもトイレが利用でき、食事の調達なども好きな時にできます。また、店内には従業員も常時いるため安心して車中泊できるのもメリット。「チェックインや食事の時間を気にしたくない」「旅行費を抑えたい」「ペットと一緒に旅行したい」など、様々なニーズに対応する構えです。
日本RV協会の統計によると、キャンピングカーの国内保有台数は2016年に10万台を突破。2024年には、前年比1万台増の16万5千台となりました。一方、車中泊による旅行ニーズの増加に対して、車中泊を認める施設が不足していることも同協会は指摘しています。
こうした状況を改善する取り組みの一環として、コンビニの駐車場を活用することができないか、検討していくことになりました。
気になる利用料金は、1回1区画につき2500~3000円とリーズナブルです。専用予約サイトから予約することで、前日18時のチェックインから、翌朝9時のチェックアウトまで車中泊が可能で、利用の際には電源類もレンタルされるほか、生ごみの処理(専用ごみ袋1袋まで)もできるとのこと。
ただ裏を返せば、従来からコンビニの駐車場で無断で車中泊をする人がいて、それを有料化してマナーを管理する試みであるという見方もSNSでは強くあります。
一方、「はっきり言って最高。…余ってる駐車場は活用すべき」「本来は禁止行為を有償化して正規行為化するのはいいと思います」「コンビニがハブになっていく近未来は面白いと思う」と、その決断を「合理的」と称賛する声も多いです。
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