「ロングシートの新快速」なぜ誕生? “クロスシートばかりの路線”に異変 今後はどうなるのか JR東海に聞く
JR東海の東海道線で、ロングシートの315系電車による特別快速・新快速の運行が始まりました。どのような背景があるのでしょうか。
315系による特別快速・新快速の運行が開始
2025年7月1日から、JR東海の東海道線で、315系電車による特別快速・新快速の運行が始まりました。これまで、東海道線の特別快速・新快速は、乗客が背もたれを動かして進行方向に座席を切り替えることができる「転換クロスシート」を備えた313系や311系で運行されてきましたが、315系は窓を背にした「ロングシート」となっています。どのような背景でロングシートの特別快速や新快速が誕生したのでしょうか。

315系は、2022年に営業運転を開始したJR東海で最新の電車です。今年度までに352両が製造され、中央線を皮切りに、東海道線や関西線にも順次投入される予定となっています。
なお、一世代前の主力車両である313系は、転換クロスシートやボックスシート、ロングシートなど様々な座席形態がありますが、315系は全車両がロングシートとなります。
名古屋近郊の東海道線では、2024年3月に武豊線への直通列車で315系の運転が始まったほか、2025年3月から大垣~米原間でも運行されるようになり、徐々にロングシート車両が増えています。そして、2025年7月1日から、特別快速・新快速の一部列車に315系が充当されるようになりました。
東海道線で、315系による特別快速・新快速が登場した背景や今後の予定について、JR東海に聞きました。
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