大阪の激ヤバスーパー「玉出」で「最高級のお弁当」いくら? 実際に食べてみたら「やっぱコスパ良すぎィ!」
ネオンによるナゾの装飾が店内の壁に施され、パチンコ屋さながらのギラギラ感を放つ「スーパー玉出」。“激安”をうたう同店舗で、もっとも高かったお弁当を、あえて食べてみました。どのようなものだったのでしょうか。
「最高級弁当」で518円!?
みなさんは大阪にとても異彩を放つスーパーがあるのはご存知でしょうか。ネオンによるナゾの装飾が店内の壁に施され、パチンコ屋さながらのギラギラ感を放つ「スーパー玉出」です。過去にはJR東海とコラボし、同店と「ドクターイエロー」のトートバックと販売したこともあるほど、The・大阪的な個性を持つ同店舗の最大の特徴は、なんといっても“激安”をうたっている点です。

とくにお弁当は安く、低価格すぎるがゆえ、その味が気になるところです。今回、同店舗でもっとも高かったお弁当を、あえて食べてみました。
スーパー玉出のお弁当・惣菜コーナーにならぶメニューは一般的なラインナップですが、その価格は圧巻です。たとえばチャーシューは158円、焼きそばは208円、肉豆腐は218円、ハンバーグ弁当は398円など数々の格安商品が並びます。筆者が探したなかでお寿司を除き(真夏のため食べる場所を探しているうちに傷みそうだったためです)、そうしたラインナップのうちもっとも高級だったメニューが、518円の「焼肉弁当」でした。
お弁当の中身はほうれん草の胡麻和えらしきもの、キムチ、卵焼き、コロッケ、そしてキャベツのうえにのせられた焼肉とご飯でという構成です。
まずはほうれん草からいただくとします。ちょっと食感が独特な気もしますが、まあ普通です。キムチは辛さ、酸っぱさともに控えめのテイストでした。卵焼きはだし巻き系ですが、出汁感が強いものではないですが、結構美味しいです。コロッケはコーンが入っており甘めの味付けが特徴でした。
いよいよメインディッシュです。焼肉に入る薄切り牛肉はオーストラリア産とのこと。味は多少牛臭さを感じるかもしれませんが、薄切りであることから硬さなどは感じません。たれの味つけはこうした”焼肉”メニューとしては薄めではあるものの、王道を大きく外した感じはありませんでした。ただ、人参や玉ねぎなどの野菜の比率が肉より多い気がして、ある意味ヘルシー焼肉弁当といえるかもしれません。
一方でほかのスーパーやコンビニ弁当より購入者への優しさを感じたのはご飯です。確かに硬さを多少感じるものの、案外この価格のお弁当にしては美味しいのです。しかも、近年一部では話題となっている“上げ底”などもなく、ちゃんと見た目通り入っています。玉出さんには申し訳ないのですが、「どうせ上げ底でしょ……」と食べ進めていたのですが、ご飯の配分を間違えてしまいました。嬉しい悲鳴です。
なお、焼き肉に敷き詰められているキャベツについては、普段某デカ盛りがウリのラーメン屋で、もやしとともに茹でられたものしか食べないので筆者の舌では評価は難しいです。おそらく、普通のスーパーと同水準だと思います。
Writer: グルメ満二郎(交通系グルメ食べる人)
駅や空港などでB級グルメを探すのをライフワークとしている。好きな言葉は「ニンニクアブラ」。
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