国道107号「大石トンネル」今冬開通へ 工事2年でついに貫通 1.8kmの復旧ルートで被災箇所を一気に通過
国道107号「大石トンネル」が、貫通しました。
8日にトンネル貫通
岩手県西和賀町で建設が進む国道107号「大石トンネル」(全長約1420m)が、2025年7月8日に貫通しました。

現場付近は、2021年5月に発生した地震に伴う大規模な地滑りの影響で、全面通行止めに。その後、地滑り箇所を迂回するように応急盛り土や錦秋湖への仮橋架設などが行われ、2022年11月30日に迂回路が開通し、全面通行止めが解除されています。
現在は、本復旧に向けて大石トンネルの建設が進行中です。2023年7月に掘削を開始し、2年で貫通しました。8日の貫通式には70人が出席し、無事故・無災害でのトンネル貫通を祝いました。
大石トンネルを含めた復旧ルートは全長約1800mです。地滑り箇所を避けるように山側へカーブを描きながら、トンネルで一気に通過します。
事業を進めている県は今後、トンネル内の整備や現道との接続工事などを進め、2025年の冬前に復旧ルートを開通させる計画です。
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