「おい、翼にプロペラ埋まってるぞ!!」“奇妙な航空機”の見た目がヤバすぎる ホントに飛んでるし飛び方も変だし

カナダの電動航空機メーカーホライズン・エアクラフトは2025年7月15日、ゼロアビアと共同で、水素eVTOL推進の機体開発を進める計画を発表しました。

退役間近ということで内部公開か?

 カナダの電動航空機メーカーホライズン・エアクラフトは2025年7月15日、アメリカとイギリスに拠点を持つ航空スタートアップ企業ゼロアビアと共同で、水素eVTOL推進の機体開発を進める計画を発表しました。

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Cavorite X7(キャボライト・エックスセブン)eVTOLの機首部分(画像:ホライズン・エアクラフト)

 ホライズン・エアクラフトが開発中のCavorite X7(キャボライト・エックスセブン)eVTOLに、ゼロアビア製のZA600水素電動パワートレインを搭載する可能性について、両社で共同検討を進めるとしています。

 水素eVTOLとは、水素を使った燃料電池で発電した電力により、プロペラやリフトファンを駆動して推進力を生み出す航空機です。水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を生成するため、排出物は水のみとなり、環境負荷の低いゼロエミッションの地域航空の実現に向けた一歩とされています。

 Cavorite X7は、主翼内に14基のリフトファンを内蔵する独自設計が特徴です。垂直離陸時にはリフトファンを使用し、巡航時には主翼のスライド式パネルでファンを格納。その後は、機体後部のプロペラによって固定翼機のように高速飛行する構造です。

 また、同機は優れた着陸性能を持ち、通常の滑走路はもちろん、滑走路が使えないような大規模災害時などにも、ヘリパッドやテニスコート程度のスペースで垂直着陸が可能とされています。

 ホライズン・エアクラフトはすでにCavorite X7の大型試作機による自由飛行試験を実施し、垂直離陸から固定翼モードへの移行にも成功。さらに、米国国防総省からの支援や、カナダの航空当局からの飛行試験承認も得ています。

【画像】ファン多すぎだ! これが離陸するCavorite X7です

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1件のコメント

  1. 『開発中のCavorite X7』に関する記事の小見出しが『退役間近ということで内部公開か?』とはどういうことか。御社の見解を伺いたい。

    2025年7月18日、午後4時40分