日産ど定番商用車に「ワイルド&クール」な“外遊び”モデル出た! 飛び石キズ防止のシールドは便利かも

2025年7月17日、日産が「キャラバン」に新たなアクセサリーパッケージの「SOTOASOBIパッケージ」を新設定しました。どのようなモデルなのでしょうか。

オートサロンで好評だったコンセプトカーが市販化! まずはキャラバンから

 日産は2025年7月17日、ロングセラー商用車「キャラバン」について、一部仕様を改良すると発表しました。メインは標準モデルで、装備やラインナップの充実が図られましたが、これと同時にもっと“ワイルドな”雰囲気を持つ新バージョンの「SOTOASOBIパッケージ」も新発売となります。どのようなクルマなのでしょうか。

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新設定となる日産キャラバン「SOTOASOBIパッケージ」のフロント周り(画像:日産)

 日産「キャラバン」は1973年の初代発売以来、50年以上にわたり販売されているワンボックスタイプのクルマです。主に商用のバンとして広い支持を集めていますが、サーファーやキャンパーといったアウトドアを楽しむユーザーや、ワゴン車のドレスアップを楽しむカスタム派からも“趣味のクルマ”として今も親しまれています。

 今回の仕様向上では、車間距離の保持や加減速をサポートする「インテリジェント クルーズコントロール」がガソリンモデルに装着されたのをはじめ、運転支援システムや快適装備がさらに充実化されました。

 また、キャンピングカーへの架装などカスタマイズを楽しむユーザーに向けた新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」も新たに設定されます。さらに、日産モータースポーツ&カスタマイズ(以下NMC)扱いとなるカスタムカーとして「AUTECH LINE」シリーズも追加。こちらも外での作業やレジャーをアクティブにこなす人々に向けたモデルとなっています。

 そしてもうひとつ注目なのが、今回キャラバンのアクセサリーパッケージとして新登場した「SOTOASOBIパッケージ」です。標準モデルをベースにエクステリアをドレスアップし、より一層アウトドア・ギア的なイメージを強調したモデルとなっています。

 なんといっても目を引くのは、“艶消しブラック”の仕上げを採用したボンネットの「プロテクションシールド」と「フェンダーガーニッシュ」。まず、ボンネットは業界初となる撥水・防汚・耐候機能を備えたフィルムラッピングが施されており、重厚かつ本格ギア的な風格を感じさせます。

 また、前後フェンダーには耐衝撃性に優れたJAOS製のガーニッシュを装着しています。片側わずか10mm以内という薄型ながら、ダミーボルトを備えた力強いデザインや“タフブラック”塗装の仕上げにより、迫力あるスタイリングを実現しました。このほか、フロントドア前方にはSOTOASOBIパッケージ専用となる、丸形エンブレムもワンポイントで装着しています。

「SOTOASOBIパッケージ」は、今年2025年1月の「TOKYO AUTO SALON 2025」で初公開された「エクストレイル」ベースのコンセプトカー「unwind concept」と「remastered concept」を基に市販化されました。この2台はエクストレイルの現行型と先代モデルを、それぞれ異なる方法で“自分時間を楽しむ”クルマへとアレンジしたカスタムモデルでしたが、非常に大きな反響があったとのこと。

 今回のキャラバンへの架装価格は19万5955円~19万8155万円となっています。第一弾はエクストレイルではなく、キャラバンへの設定となりましたが、日産は今後ほかの車種にも「SOTOASOBIパッケージ」を拡大展開していく予定であるとしています。

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