「新型パジェロじゃないの!?」三菱の7人乗りSUV世界デビュー! 日本上陸は?

2025年7月15日(現地時間)、三菱自動車はインドネシアで新型ミッドサイズSUVの「デスティネーター」を発表しました。

各部にパジェロを思わせるデザインが! 「デスティネーター」とは

 三菱自動車は2025年7月17日、インドネシアにて新型SUV「デスティネーター」を世界初公開しました。

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新モデルの三菱「デスティネーター」のフロント周り(画像:三菱自動車)

「デスティネーター」は、3列シートを備える7人乗りの新型ミッドサイズSUVです。インドネシアでは、7月23日から開催される第32回インドネシア国際オートショーに出展され、販売も同時に開始される予定です。

 ボディサイズは全長4680mm×全幅1840mm×全高1780mm。日本で販売されているモデルでは「アウトランダー」(同4720mm×1860mm×1750mm)に近いサイズ感のSUVとなります。

 エクステリアは「GRAVITAS&DYNAMISM」をキーワードとした、安定感のある洗練されたデザインです。ヘッドライトとテールライトは水平・垂直方向に向けて伸びる、力強い印象を受ける形状。フロントマスクには三菱車のファミリーフェイスである「ダイナミックシールド」を、よりブラッシュアップして採用しています。

 またリアには、三菱の本格オフロードSUVとして今なお人気の「パジェロ」のイメージも反映。パジェロがリアゲートに装着していた「背面式スペアタイヤ」をモチーフに、テールエンドは六角形の「ヘキサガードホライズン」を基調とした、存在感のあるデザインにまとめられました。

 パワートレインは、インタークーラー付ターボを装着した1.5リッター4気筒DOHCガソリンエンジン「4B40型」を搭載。伝統の可変バルブタイミングシステム「MIVEC」などを採用することで、最高出力120kW、最大トルクは250N・mを発揮します。これに組み合わせるトランスミッションはCVTです。

 また、駆動方式は前輪駆動のみですが、左右の前輪の駆動力を制御し、コーナーリング性を高める「アクティブヨーコントロール(AYC)」をはじめ、トラクションコントロールやエンジン、パワーステアリングのシステムを統合制御することで、走破性を高めています。ドライブモードも路面状況によって「ウェット」「グラベル」「ターマック」などの5つのモードを用意し、最適な操縦性と駆動力を得られるとしています。

 このほか、3列シートを備えるインテリアは7人が心地よく過ごせる室内空間となっており、天井に大型の電動パノラマサンルーフを装備しています。運転席周りのディスプレイには、スマートフォン連動型オーディオの「SDA」とドライバーディスプレイを一体化した、12.3インチの大型サイズを装着。表示モードによっては「パジェロ」の3連メーターをオマージュしたマルチメーターも表示させることができます。

 デスティネーターの生産は、インドネシアの現地工場で行われます。現時点で日本での発売は明言されていないものの、今後はベトナムやフィリピンなどのアセアン諸国、南アジア、中南米、中東、アフリカなどの市場へと、順次投入される見込みです。

【お、カッコイイ!】これが三菱の「新型3列シートSUV」です(写真)

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