大部屋「今も健在!」豪華個室人気の裏で… 東北-北海道むすぶ「太平洋フェリー」その利用実態とは

名古屋港―仙台港―苫小牧港を結ぶ国内最長の定期航路を運航する太平洋フェリー。このうち需要の高い仙台-苫小牧間は、太平洋側で本州と北海道を結ぶ競合2航路のちょうど“中間”の距離です。何が強味なのでしょうか。

「仙台」はやっぱり強い

 太平洋フェリーの貨物と旅客の比率はおおむね7対3で推移していましたが、近年は旅客需要も増えてきているようです。

Large 20250719 01

拡大画像

仙台港の「いしかり」(深水千翔撮影)

 仙台―苫小牧航路の競合としては新千歳空港を発着する飛行機のほか、前出したシルバーフェリーと商船三井さんふらわあの2航路が選択肢となりますが、太平洋フェリーが安定的に利用されている理由として、仙台発着という立地の良さと、苫小牧港の到着時間が関係しています。

「東京からだと、それほど苦痛にならない距離に仙台港があり、仙台周辺は宿泊できるところも多く、観光と合わせて乗船する方も多くいらっしゃいます。また、仙台まで来ると(大洗発と比べて)乗船時間も短くなるため、移動コストや港までの移動を含めた所要時間を総合的に考えるとバランスが良いのではないでしょうか」(榎本さん)

 これに加えて「北海道へクルマと一緒に行けるというのが大きい」と、カーフェリーならではのメリットを強調します。

「ここ2年くらいで北海道のレンタカーが取りづらいという話や、団体旅行においては現地のバスの手配がつかないという状況が増えているとききます。そのため、部活動などで移動するため、本州からバスを積んで行くことも以前に比べて多く感じます」(榎本さん)。

 さらに、「仙台のお客様は仕事が終わってからでも乗れるくらいの時間に仙台港からフェリーが出ます。例えば土日で北海道へ行く用事があったとして、土曜朝の飛行機で仙台空港から新千歳空港まで行っても、到着時間はだいたい9時から11時くらいになってしまう。そうしたら苫小牧港11時着でもそこまで大きな差はありません」と、飛行機に対しても競争力を持っていると胸を張ります。

【住みたい…!】これが東北-北海道の太平洋フェリー船内です!(地図/写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス