発射器から「ドヴァァァッ!!」 陸自“離島防衛の切り札”が豪州で実弾射撃 じつは2年前にも
各国注目の装備です
史上2度目の豪州における実弾射撃
オーストラリア国防省は2025年7月22日、同国内の演習場にて陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の実弾射撃を実施したと発表しました。

オーストラリアでは現在、米豪主催の多国間共同訓練「タリスマン・セイバー2025」が開催されています。8月4日まで行われるこの訓練にはアメリカ、オーストラリアのほかに日本、カナダ、フィジー、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、オランダ、ニュージランド、ノルウェー、パプアニューギニア、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、トンガおよびイギリスの計19か国3万5000人あまりの兵士が参加しており、陸海空のあらゆる領域でさまざまな演習が実施されています。
今回、12式地対艦誘導弾はニューサウスウェールズ州に位置するビークロフト射撃場に展開。そこから、同州南東部の端にあるジャービス湾(ジャービスベイ特別地域)の沖合約30kmに浮かべられた水上標的に向けて発射されました。
じつは、12式地対艦誘導弾は2年前にもオーストラリアにて実弾射撃を実施しています。これは「タリスマン・セイバー2023」における出来事で、この時には無人偵察機「スキャンイーグル」(SE2)で目標に関する情報を収集したのち、外国軍との共同対艦戦闘という形で実施されました。
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