「ミサイル射程が10倍に向上!」なのにコストはそのまま 画期的な「バラクーダ-100」の空中発射に成功

アメリカの新興防衛企業であるアンドゥリルは2025年7月16日、開発中の亜音速対地巡航ミサイル「バラクーダ-100」の空中発射に成功したと発表しました。

中距離のターボジェット推進巡航ミサイル

 アメリカの新興防衛企業アンドゥリルは、2025年7月16日、開発中の亜音速対地巡航ミサイル「バラクーダ-100」の空中発射試験に成功したと発表しました。

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空中発射テストの様子(画像:アンドゥリル)

「バラクーダ」は、同社が開発しているターボジェット推進の中距離巡航ミサイルで、自律型の自爆無人機(徘徊兵器)である「バラクーダAAV」をベースにした兵器です。

 射程や運用プラットフォームの違いにより、「バラクーダ-100」「バラクーダ-250」「バラクーダ-500」の3種類がラインナップされており、今回試験が実施されたのは、主に攻撃ヘリコプター、地上車両、ボートなどからの発射を想定した、射程100マイル(約160km)を超える「バラクーダ-100」です。

 アンドゥリル社はこのミサイルについて、現在攻撃ヘリで運用されている「ヘルファイア」空対地ミサイルと同等のコストでありながら、射程は10倍以上、弾頭重量も約40ポンドで2倍に相当するとアピールしています。

 今回の試験は、アメリカ陸軍が推進する「高速・小型次世代ミサイル開発プロジェクト(HSMM)」への参加を見据えたものであり、同社がHSMMプログラムへの関与を正式に表明したのは、今回が初めてとなります。

 バラクーダシリーズは、アンドゥリルがアメリカ軍への導入を積極的に提案している兵器のひとつで、中でも最大規模の「バラクーダ-500」は、F-15、F/A-18、F-16、F-35、さらには爆撃機からの運用を想定しており、トマホーク巡航ミサイルの約10分の1のコストで提供可能であると価格競争力の高さを強調しています。

 同社によると、今後バラクーダ-100Mの実運用配備に向けて、2025年後半にはHSMM向けの地上発射試験を複数回実施し、2026年には政府の試験場において実弾射撃デモンストレーションを予定しているとのことです。これらの試験が成功すれば、米軍による大規模な調達につながる可能性もあります。

【画像】新世代の巡航ミサイル「バラクーダ」

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