四半世紀越えのトップ会談実現 日比谷線新車公開「ある演出」

東京メトロが2016年8月に行った、日比谷線用の新型車両13000系の報道公開。ちょっと粋な“ある演出”がなされました。

「01」が意味すること

 2016年8月31日(水)、東京メトロが北千住駅(東京都足立区)と中目黒駅(同・目黒区)を結ぶ日比谷線用の新型車両、13000系を報道陣へ公開しました。

 そこでは新車単独とあわせ、現在の日比谷線で使用されている東京メトロ03系電車と並べての展示も行われたのですが、その際、ある“演出”がなされました。

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日比谷線の03系(左)と13000系。車両上部、中央部にある数字の末尾「01」が“トップナンバー”を示している(2016年8月、恵 知仁撮影)。

 ここで展示された新型車両13000系は「01編成」、かんたんにいえば、この13000系という電車で最初に登場した編成、“トップナンバー”です。

 そして、あわせて展示された既存の03系電車も「01編成」。つまり、まもなく世代交代を迎える日比谷線の車両、その新旧で最初の編成同士が、肩を並べるように展示されたのです。

 03系電車の登場は1988(昭和63)年。四半世紀以上の歳月を越えた「トップナンバー同士の出会い」。先輩から後輩へ、「これから頼むよ」という引き継ぎと激励の儀式のようにも感じられました。

 東京メトロによると、新旧の“トップナンバー”が並んだのは偶然ではなく、「より楽しんでもらえれば」と意図的に行ったそうです。

 日比谷線用の新型車両13000系は、2016年度中の営業運転開始を予定。2020年度には、日比谷線の車両はすべてこの新型車両と、それと基本仕様を同一にする相互直通運転先の東武鉄道70000系電車になる見込みです。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

2件のコメント

  1. 千住検車区には初代日比谷線営団3000系も保存されていたと思ったけど…

  2. 3000系のトップナンバーも千住に保管されているのだから、ついでに一緒に並べてくれればもっと象徴的なシーンになったのに。