西武の電車が「浮世絵」に? 新たな車内マナーアップPR 外国人も視野に
西武鉄道が、「電車内迷惑図絵」と称した新しい車内マナーアップPRを開始。ポスターデザインは「浮世絵」がモチーフで、そこにはあるねらいが存在します。
外国人にも興味を持ってもらうねらい
西武鉄道は2016年9月15日(木)、新しい車内マナーアップPR「電車内迷惑図絵」のポスターなどを、16日(金)から順次掲出すると発表しました。ポスターデザインは「浮世絵」がモチーフ。江戸時代風の人物たちが車内で迷惑行為をするイラストとともに、マナー向上のスローガンが英文付きで掲載されています。日本の象徴的な美術として世界的に認知されている「浮世絵」を使い、外国人にも興味を持ってもらうねらいもあるそうです。
また、今回のテーマは「座席の座り方」。秋の行楽シーズンに向け、ふだん電車をあまり利用しない観光利用の乗客がおもなターゲットといいます。
ポスターには、席に荷物を置くちょんまげ姿の町人や、座席いっぱいにくつろいでスマートフォンに夢中の花魁とともに、「座席にはきちんと詰めて座るべし」とスローガンが添えられています。
このPRは、駅や車内のポスターほか、車内の映像媒体、ウェブページなどで展開。一部の駅では、社員がマナー向上の呼びかけとともに啓発グッズを配布するキャンペーンも行われる予定です(グッズがなくなり次第終了)。
【了】
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