米空軍、テスラ「サイバートラック」を“ド派手に吹き飛ばす”予定!? その驚きの理由とは

アメリカ空軍は2025年7月31日、テスラ製の電動ピックアップトラック「サイバートラック」を2台購入することを検討していると明らかにしました。

ミサイル標的として購入 なぜ?

 アメリカ空軍は2025年7月31日、テスラ製の電動ピックアップトラック「サイバートラック」を2台購入することを検討していると明らかにしました。

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テスラ「サイバートラック」(画像:テスラ)

 サイバートラックは、空軍試験センター(AFTC)が調達を検討している標的車両の一つで、計2台が購入される予定です。用途は、ミサイルなどの精密誘導兵器の試験における標的車両としての使用です。

 納入後は、ニューメキシコ州にあるホワイトサンズ・ミサイル実験場(WSMR)に運ばれ、空対地ミサイルや精密誘導爆弾の標的として使用される見込みです。

 そのほかの調達予定車両については、セダン、ピックアップトラック、SUVなど車種の種類のみが示されており、具体的な車両名は公開されていません。サイバートラックが特に名指しされている理由の一つには、その高い耐弾性能があるようです。

 実際、同車両はテスラの公式映像において、拳銃やサブマシンガンの弾丸を防ぐ様子が紹介されています。このため、将来的に敵対勢力がサイバートラックを使用する可能性を想定し、攻撃によってどの程度の損傷を受けるかを検証する目的で購入が検討されています。

 なお、サイバートラックは基本的にアメリカ国内での販売が中心ですが、一部が国外に輸出された例もあります。さらに、2025年中にはサウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールといった中東諸国での販売も計画されています。

【画像】銃弾も防ぐボディを持つ「サイバートラック」

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