ついに東海道・山陽直通「のぞみ」「ひかり」で“荷物輸送”開始! これは速い! “ギリギリ集荷”の緊急サービスも開始
JR東海とJR西日本が新幹線による法人向け荷物輸送サービスで連携を強め、「のぞみ」「ひかり」による東京~博多間での直通輸送をスタートします。また、東海道新幹線では「当日到着」サービスも開始します。
直通列車で東京~博多間は2時間以上短縮!
JR西日本とJR東海は、新幹線による法人向けの荷物輸送サービスで連携を強化し、東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」の直通列車による輸送を2025年8月18日から開始します。さらに、9月1日からは東海道新幹線で「当日到着」の緊急輸送サービスもスタートしますが、それぞれどのくらい時短化を実現するのでしょうか。

直通列車を用いた新サービスは、JR東海とJR西日本、さらに子会社であるJR東海物流とJR西日本マルニックスの4社が連携して開始します。法人向けの荷物輸送は従来、東海道新幹線が「東海道マッハ便」、山陽新幹線は「荷もっシュッ!」として別個に取り扱っており、両路線をまたがっての輸送では、新大阪駅での荷物の載せ替えが必要でした。
しかし、直通列車を活用することで、載せ替え作業は不要になります。従来は東京~博多間の所要時間が約7時間20分だったのに対し、直通「のぞみ」ならば、およそ2時間20分短縮の約5時間になります。直通便は定期列車のみの運行で、本数は1日あたり上下合わせて120本程度となる予定です。
東海道では「当日輸送」も
さらに、東海道新幹線では緊急輸送サービス「東海道超(ウルトラ)マッハ便」の取り扱いも9月1日から開始します。従来の東海道マッハ便は輸送当日の1週間前までに申し込まなければならなかったのに対し、東海道ウルトラマッハ便では申込期限をギリギリまで延長。列車出発の2時間前まで申し込むことが可能となります。
当面、東海道ウルトラマッハ便の取り扱いは「ひかり」のみ、1日の本数は上り2本、下り4本を計画しています。限定的な運行ではありますが、申し込み当日中の配送を実現しており、一刻を争うような緊急の輸送ニーズにも対応します。
JR東海と西日本は今後も連携を強化し、新幹線での荷物輸送ネットワークの利便性をさらに向上させていく方針です。
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