史上初 イギリス軍のジェット戦闘機が「自衛隊の巨艦」に降りた! もう1か国の存在もしっかりアピール

 イギリス軍は2025年8月9日、自軍のF-35Bジェット戦闘機が初めて日本の艦船に降りたと発表、その様子を撮影した写真を公開しました。  イギリス軍のF-35Bが着艦したのは海上自衛隊最大級の護衛艦「かが」です。 「か […]

 イギリス軍は2025年8月9日、自軍のF-35Bジェット戦闘機が初めて日本の艦船に降りたと発表、その様子を撮影した写真を公開しました。

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海上自衛隊の護衛艦「かが」に着艦するイギリス軍のF-35B戦闘機(画像:イギリス空母打撃群)。

 イギリス軍のF-35Bが着艦したのは海上自衛隊最大級の護衛艦「かが」です。

「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦で、基準排水量は1万9500トン、全長は248mあります。就役したのは2017年ですが、その後、F-35B戦闘機の運用ができるよう、2022年3月から2024年3月まで約2年にわたって特別改造工事を受けていました。

 この改造工事によって、「かが」の艦首形状は台形から四角形に変更され、アメリカ海軍の強襲揚陸艦のような外観となったほか、甲板上の耐熱塗装や標識の塗り変えなども実施されています。

 その後、2024年後半にアメリカ西海岸のサンディエゴ沖において、アメリカ海軍などの協力を得て特別改造に伴うF-35B戦闘機の艦上運用試験を実施。一連の試験で所要の能力が付与されていることを確認すると、12月に日本に帰国しています。

 今回、「かが」にはイギリス軍のF-35Bとともに、アメリカ軍のF-35Bの着艦しており、日英米の共同運用を象徴する画像も複数公開することで、3か国の協調関係を内外にアピールしていました。

 なお、「かが」にアメリカ以外の国が運用する戦闘機が降りたのは初めてです。

【史上初!】英軍F-35Bが「かが」に降りる瞬間を別アングルで

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