震災で不通の山田線海沿い区間、2018年度内に再開へ JR東、工事進捗を発表
東日本大震災で被災し不通になっているJR山田線の宮古~釜石間。2018年度内の運転再開を目指し、復旧工事が進められています。進捗はおおむね計画通りといいます。
宮古~釜石間は三陸鉄道に移管へ
JR東日本 盛岡支社は2016年9月23日(金)、山田線の宮古~釜石間55.4kmについて、復旧工事の進捗状況を発表しました。
山田線は盛岡駅(岩手県盛岡市)から宮古駅(同・宮古市)を経由して釜石駅(同・釜石市)に至る延長157.5kmの路線です。このうち太平洋沿いを走る宮古~釜石間は、2011年3月の東日本大震災により複数箇所で橋梁(きょうりょう)流失や駅舎全壊など甚大な被害が生じ、現在も運転の見合わせが続いています。
JR東日本によると、この区間の復旧工事はおおむね計画通りに進んでいるとのこと。現在は津波によって倒壊した橋台や橋脚の復旧、盛土作業のほか、線路の補修や枕木、バラスト(線路に敷かれた石)の交換に着手している箇所もあるといいます。
運転再開の目標は2018年度内で、その際は第三セクターの三陸鉄道に移管される予定です。復旧工事の進捗状況については、JR東日本 盛岡支社のウェブサイトで四半期に1度を目途に更新されます。
【了】
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