「原子力空母」保有国が拡大か? 中国のほかに保有を目指している国が現れる!

インド政府は、2025年9月5日に公開した「15カ年国防近代化計画」において、原子力空母の建造を目指していることを明らかにしました。

国防近代化計画で明らかに

 インド政府は、2025年9月5日に公開した「15カ年国防近代化計画」において、原子力空母の建造を目指していることを明らかにしました。

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フランスの原子力空母「シャルル・ド・ゴール」同艦はインドも空母運用予定の「ラファールM」を艦載機として搭載している(画像:アメリカ海軍)

 今回の計画では、海軍の近代化の一環として原子力推進艦艇の導入が大きな目標として掲げられており、同国海軍における3隻目の空母を原子力空母とする可能性も示されています。

 また、空母に搭載される艦載機についても国産機の導入を目指す方針も示されており、ロシア、フランス、アメリカといった国々への兵器依存を軽減し、国産の防衛産業を強化する狙いがあるとみられます。

 2025年現在、原子力空母を運用しているのはアメリカ海軍とフランス海軍のみであり、複数隻を保有・運用しているのはアメリカ海軍だけです。

 しかし近年、インドと領土問題などで対立している中国も原子力空母の保有を目指しており、さらにもう一つの対立国であるパキスタンとも密接な関係を築いています。

 そのため、今回のインド海軍の強化プランには、中国およびパキスタンに対抗する意図があるとみられています。

【実は2隻保有】これが、インド空母での発着艦の様子です(写真)

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