高速3路線を直結! トヨタのお膝元の「新バイパス」完成近づく “トヨタバイパス”の側面も!?
愛知県豊田市で国道155号「豊田南バイパス」の建設が進捗しています。2026年度に全線開通が予定されており、地元の豊田市などがPRを強化しているほか、学生を対象とした工事現場の見学会も複数回行われます。
愛知県豊田市で国道155号「豊田南バイパス」の建設が進捗しています。2026年度に全線開通が予定されており、地元の豊田市などがPRを強化しているほか、学生を対象とした工事現場の見学会も複数回行われます。

豊田南バイパスは、愛知県豊田市の中心部を囲むように走る豊田外環状道路の一部を構成する、延長12.9kmの道路です。これまでに、豊田市の駒場町から東新町(国道153号)までの延長9.2kmが、完成4車線や暫定2車線で開通しています。
2026年度には、残りの東新町~逢妻町(国道155号)間3.7kmが暫定2車線でつながる見込みです。これにより豊田南バイパスは全線が開通となります。
この豊田南バイパスは逢妻町で国道153号「豊田北バイパス」(建設中)と接続する計画です。これらの道路が完成すると、豊田市の中心部を避けながら東海環状道(豊田勘八IC)、東名高速(豊田IC)、伊勢湾岸道(豊田南IC)を結び、有料道路の衣浦豊田道路を経由して衣浦港(碧南市)に至るルートが出来上がります。
建設を進める名四国道事務所は、慢性的に混雑する豊田市街地周辺を避けた輸送経路を整備することで、地域を支える自動車産業の物流効率化が期待されるとしています。
豊田市の自動車産業といえば、トヨタ自動車です。豊田南バイパスはトヨタ堤工場のど真ん中を貫いているほか、東名豊田IC付近にはトヨタ元町工場があり、さらに今回の延伸部はトヨタ貞宝工場をかすめています。
今年8月、トヨタは貞宝町周辺に新工場を建設すると発表しており、豊田南バイパスがさらに、その受け皿のインフラになるかもしれません。
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