東京多摩から“東名”が近くなる!? トンネル建設が進む川崎の大幹線「尻手黒川道路」、開通予定は?
川崎市が、都市計画道路「尻手黒川線」のトンネル工事現場で見学会を開催します。
「尻手黒川道路」延伸に向けトンネル工事進む
川崎市は2025年9月16日、麻生区内で進めている都市計画道路「尻手黒川線」のトンネル工事現場で、見学会を初めて実施すると発表しました。

この道路は、東西に長い川崎市を縦貫し、東名川崎ICにも接続する重要な幹線道路「尻手黒川道路」の延伸部にあたります。現在は小田急柿生駅北側にある片平2丁目交差点で津久井道(県道3号世田谷町田線)に接続して終点となっています。
工事は、同交差点からさらに西へ道路を延伸するものです。長さ約290mのトンネルで丘陵をくぐり、県道137号上麻生連光寺線に合流するまでの680mの区間について、2009年から事業が進んでいます。トンネルは、2025年12月に貫通予定といいます。
市によるとトンネルは、約100mまで掘削が進んでいるといいます。見学会では、この工事中のトンネル内部を実際に見られます。
対象は付近の住民や小学校の児童で、9月から10月にかけて見学会を開催。さらに10月11日は、例年、柿生駅南口周辺で開催している禅寺丸柿まつりにあわせて一般の人を対象とした見学会も実施される予定です。
なお、この区間が完成すると、尻手黒川道路を進み、小田急多摩線の黒川駅付近で鶴川街道(県道19号町田調布線)にスムーズに抜けられるようになります。ここまで来ると都県境も目前で、多摩ニュータウン方面から東名へ向かう新ルートにもなりそうです。
現在のところ開通予定は2027年度です。
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