新しい「首都高1号線」ついに開通! 約10年越しの「つくりかえ工事」最終段階へ 10月に交通切り替え
首都高速道路は2025年9月19日、1号羽田線「東品川桟橋・鮫洲埋立部」1.9kmについて、新たに建設した「更新下り線」に交通を切り替えると発表しました。
「更新線」上下線ともできました!
首都高速道路は2025年9月19日、1号羽田線「東品川桟橋・鮫洲埋立部」1.9kmについて、新たに建設した「更新下り線」に交通を切り替えると発表しました。

東京モノレールと並走する同区間は開通から半世紀以上が経過し、老朽化が著しいことから、2016年2月より“造り替え”に相当する「大規模更新」事業が行われています。通行を止めずに造り替えを行うため、以下のようなステップを経てきました。
まず陸側に「迂回路」を新設し、2017年に上り線を切り替え。その後本線を一部取り壊し、2020年に「更新上り線」を完成させ、暫定的に下り線として運用してきました。さらに残り部分の取り壊しと新設線の工事を進め、ついに「更新下り線」が完成し、10月29日(水)1時に下り線をこちらへ切り替えます。
これにより下り線については更新後の最終形となりますが、今後は下り線として運用してきた「更新上り線」の標識などの施設を改築するなどして、上り線として運用する準備が進められます。
さらにその後、湾岸線から1号線の「迂回路」(現上り線)に接続している「大井JCT」のランプを、「更新上り線」へ接続させる工事も行われます。現在、大井JCTは「迂回路」へ“右側”から接続していますが、切り替え後は「更新上り線」の“左側”への接続となります。
なお、2026年春頃の土日に「迂回路」から「更新上り線」への切り替えのため、通行止めを実施予定とのこと。その後、大井JCTの切替工事の一環として、JCTランプの通行止めも実施予定だそうです。
首都高速道路の寺山 徹社長は同日の会見で、この「東品川・鮫洲」区間について、「ここは大規模更新事業の“トップバッター”。一番損傷が激しい箇所でした。皆様のご理解を得ながら進めてきました。今回は下り線だけですが、最終形に持っていけたのは感慨深い」と話しました。
そのうえで、首都高で行われている「他の更新事業についても安全に確実に進めていく」と力を込めました。
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