伝統の展望席 小田急ロマンスカーに2018年新車登場 既存「EXE」も一新

「プリンス」と「レディ」の二枚看板 「EXE」は「α」に

 このたび新型車両が導入される背景には、同様に展望席構造を持つロマンスカー50000形「VSE」(2005年登場、2編成のみ)が人気で座席の供給が不足していること、同じく展望席構造を持つロマンスカー7000形「LSE」(1980年登場)が車両の更新時期を迎えること、そして上質な観光特急に対するニーズの高まりがあるといい、これによって小田急「ロマンスカー」の展望席を持つ車両は、新型の70000形と50000形「VSE」の2車種体制になります。

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展望席構造を持つ、2005年にデビューした50000形「VSE」。白い車体にバーミリオンのラインが入る(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 デザインを担当する岡部憲明さんは、精悍な部分がある「VSE」は「プリンス」、対しボリューム感のある新しい70000形は「レディ」と、今後、「ロマンスカー」の、そして小田急の“顔”となっていく2車種について表現しました。

 また小田急電鉄は今回、1996(平成8)年のデビューから20年を迎えたロマンスカー、30000形「EXE(エクセ)」のリニューアルも発表しています。

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リニューアルされた「EXEα」のイメージ。今後、順次改装される(画像出典:岡部憲明アーキテクチャーネットワーク、小田急電鉄)。

 この「EXE」は特急用車両として一般的な構造を持ち、日常の通勤通学需要への対応も強く考えられた車両。リニューアルでは室内デザインの変更や温水洗浄便座の設置などが行われ、「EXEα」に生まれ変わります。営業運転開始は2017年3月の予定です。

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. ついにカフェやめるか…。

    展望席が残った一方で、小田急ロマンスカー伝統のサービスの系譜が断ち切られようとしている。
    もしかしたらVSEもリニューアルでカフェやコンパートメント席が撤去されるかもしれない。

    時代の趨勢と言われりゃそうなのかもしれないけど、寂しいかぎりだ。
    せっかくの新車登場なのに、あまり素直に歓迎できない自分がいる。

  2. カフェを止める本当の理由って、販売嬢のお姉ちゃん達を確保出来ないからじゃないかな?
    重労働なのだろうか、年がら年中募集してるよ。集まらないんだね・・・。

    車内販売は何とか残して欲しいな。
    飲み物と菓子ぐらいで構わないから。

  3. 70000系の予想図見ると、連接車じゃ無いようですね。

    • EXE や MSE あるいは 以前の「JRの『あさぎり』」、「HiSE」、 などと同じ形で、20m車を7両連結で使っていますね。
      LSE や VSE の形の連接では有りません。
      EXE 、 MSE は6両と4両を連結して10両で使っていますね。4両は相模大野から藤沢や江の島で利用されて、6両は同じく小田原や箱根湯本、 MSE は御殿場(JR連絡)で利用されていますね。

  4. 予備部品どうなんだろう。なんかだったら50000系再生産でも悪くない気がするが。

  5. 乗りたいね