渋谷再開発で旧東横線「かまぼこ屋根」再現 ホーム高架橋も再利用 東急
東急電鉄が進める渋谷駅周辺地区の再開発、その一部街区の名称と概要が明らかになりました。駅の南側に建設される地上35階建ての施設名称は「渋谷ストリーム」に。北側の宮下公園付近にも新たな拠点「渋谷キャスト」が誕生します。
東横線渋谷駅跡地に地上35階建てビルを建設中
東急電鉄は2016年10月24日(月)、同社が進める渋谷駅周辺地区における再開発事業のうち、「渋谷駅南街区」「渋谷宮下町街区」の概要を発表しました。
「渋谷駅南街区」は東横線の旧渋谷駅があった区域に相当。国道246号の南側に建設され、地上35階(高さ約180m)、地下4階建てとなる複合施設の名称は、「渋谷ストリーム」と発表されました。
「ストリーム」は「流れ」や「小川」を意味し、傍らを流れる渋谷川などの「流れ」を表現。「クリエイティブワーカーの聖地」を事業コンセプトとし、オフィスには主としてデザイン系やIT系などのクリエイティブ企業を誘致。「新たな次代の流れを生み出す」(東急電鉄)そうです。
また、渋谷駅の地下2階から地上2階までつながる吹き抜けの動線空間「アーバン・コア」と「国道246号横断デッキ」が建設され、「渋谷ストリーム」に直結。「国道246号横断デッキ」には、旧東横線渋谷駅のホーム高架橋が一部再利用されるほか、さらに旧駅舎の特徴だった、アーチ状の屋根が連なる「かまぼこ屋根」も再現される予定です。これにより、首都高3号渋谷線と国道246号による街の分断が解消されるといいます。
「渋谷ストリーム」の開業予定は、2018年秋。さらに将来は、JR渋谷駅に設置予定の「南改札」につながる「東西自由通路」が、「渋谷ストリーム」3階部分に接続する計画です。
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