「大阪と奈良を直結するJR特急」の“新顔”が公開! 来月から運行開始へ 仏像を思わせるシックなデザインに
JR西日本は、大阪駅と奈良駅を結ぶ特急「まほろば」などに投入する683系6000代「悠久」編成を報道公開しました。
新快速「Aシート」と同じ座席に交換
なお、「安寧」編成と「悠久」編成はいずれも、GKデザイン総研広島がデザイン監修を担当しました。同社の佐藤伸矢 取締役によると、「モダンさを大切にしつつ、インテリアの中で“奈良らしさ”を表現しました」とのこと。「車両のシンボルマークなど、様々な奈良の要素を1つにまとめるのが難しい作業でした」と話します。
車内も大幅にリニューアルされており、客室内では座席や床材、妻面の化粧板が交換されたほか、デッキ部分に関しては全面的に化粧板が交換されました。座席は新快速の「Aシート」と同じものを採用したそうで、コンセントも備える落ち着いた墨色のシートとなっています。
加えて、全号車に荷物スペースが設けられ、1号車にはギャラリースペースも新設。奈良時代に造られた粘土で作られた彫刻の国宝「新薬師寺 十二神将 伐折羅(ばざら)大将立像」が展示されています。
今後は、10月14日から平日に新大阪―奈良間で運行される通勤特急「らくラクやまと」にも「安寧」「悠久」が投入される予定。さらに、10月・11月の土休日4日間はJR奈良線の臨時特急「いにしへ」(京都-奈良)にも「安寧」「悠久」が投入されます。
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