まもなく完成「新しい首都高1号線」に並行する「立派な“迂回路”」どうなる? 取り壊しちゃうの?? 実は存在する“道路計画”
首都高速道路が老朽化した路線の造り替えを進めている1号羽田線。事業が佳境を迎えていますが、その工事の過程で作られた本格仕様の「迂回路」は、今後どうなるのでしょうか。
「道路計画」あるじゃないか!
活用は決まっていないという首都高1号線の「迂回路」ですが、実は都市計画上は、別の道路を通す計画があります。

それは「放射18号線」。都心部から首都高C1都心環状線、1号羽田線の高架下に沿う「海岸通り」に当たります。
海岸通りの愛称そのものは、港区東新橋の昭和通りから、大田区平和島(環七通りの南側)までとされていますが、途中で首都高の高架は京浜運河に張り出す線形となり、その部分は側道がありません。ここが「東品川桟橋・鮫洲埋立部」であり、その側道にあたる路線として「放射18号線」未整備区間の計画があるわけです。
しかし、この区間は現道で十分、代替が可能であるためか、東京都のなかでも「事業の実現性や施工性の観点から検討が必
要」であるとされる「再検討路線」になっています。
完成から8年しか経っていない首都高の「迂回路」ですが、その本体はもちろん、跡地すら活用されずに終わる可能性があります。
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