大臣も名指しで激怒! 三菱商事「洋上風力撤退」で暗雲ただよう“船業界” 「責任は極めて大きい」

三菱商事を中心とした企業連合が洋上風力発電事業から全面撤退。それにより暗雲が立ち込めているのが造船メーカーや船社です。経済産業大臣が「責任は極めて大きい」と名指しで批判する、その影響を探ります。

懸念が現実に

「世界全体でインフレによる資材価格の高騰、サプライチェーンの逼迫、金利上昇などの影響を受けて、洋上風力発電の開発コストが大幅に上がっている。それに伴ってプロジェクトの撤退が発生しており、昨年から日本でも同じことが起きる懸念があった」(古川室長)

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洋上風発への人員・物資輸送船(SOV)の模型。CTVと共に日本の中小造船所でも需要拡大が見込まれていた(深水千翔撮影)

 これを防ぐため経済産業省では、入札後に起きた物価変動の影響を反映する価格調整スキームの導入など環境整備を進めていましたが、懸念は的中することになります。

 三菱商事は2025年8月27日、「秋田県能代市・三種町・男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖」「千葉県銚子市沖」の3海域(計約1.7GW)で進めていた洋上風力事業から撤退することを発表。当然ながら、その翌月に開催された風力発電展に、同社らの姿はありませんでした。

 そもそも三菱商事と中部電力子会社のシーテックらのコンソーシアムは、一般海域における洋上風力開発の第1回公募(第1ラウンド)で破壊的ともいえる低価格で落札をしていました。例えば由利本荘市沖では、政府が示した売電価格の上限が29円/kWhに対して、11.99円/kWhの供給価格を提示しています。

 2021年12月にこれが公表された当初から、造船所や船社など関係者からは採算性を疑問視する声が上がっており、大型案件であるにもかかわらず「儲からない」「安すぎて仕事にならない」と冷ややかな視線を向けていました。

【え…どうすんのコレ?】ゼネコンが風力発電のために作った「世界最大級の作業船」

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コメント

1件のコメント

  1. 落雷1発で故障今でもそうだろうと思っています洋上なら発電機が雷様に取って

    嬉しい設備狙い撃ち、塩水やら錆やら設備維持費莫大、普通に考えても安い電力料金で減価償却は出来ないと思いますよね

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