見納めか? 自衛隊で60年現役の「ベテランミサイル」射撃シーン動画で公開「スゴイ白煙!」

陸上自衛隊の北部方面隊がこのたび地対空誘導弾「ホーク」の実弾射撃に関する動画を公開しました。

北海道から沖縄まで全国に配備されたベテラン装備

 陸上自衛隊の北部方面隊が2025年10月3日、地対空誘導弾「ホーク」の実弾射撃に関する動画を公式Xで公開しました。

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地対空誘導弾「ホーク」の射撃の瞬間(画像:陸上自衛隊北部方面隊)。

「ホーク」は、1950年代のアメリカで開発された大型の地対空ミサイルで、1960年代前半より日本も調達を開始し、その後約10年かけて北海道から沖縄までの全国8個部隊にエリア(戦域)防空用として配備されました。

 その後、段階的な性能向上が図られており、現在運用されているのは「改善III型」と呼ばれるタイプになります。ただ、2000年代初頭以降、後継となる国産の03式中距離地対空誘導弾の導入が始まったため逐次更新されており、2025年現在、運用しているのは東北地方の防空を担当する第5高射特科群と、北海道を担当する第1高射特科団(第1高射特科群および第4高射特科群)に限られます。

「ホーク」は前線防空用ではないため、可搬性やコンパクト化よりも、長射程や高高度性能に軸足が置かれています。そのため、射程や射高の問題から日本国内で実弾射撃を行うことが難しいため、陸上自衛隊ではアメリカへ部隊を派遣し、射撃訓練を行っています。

 今年(2025年)は9月16日から、北海道の第1高射特科団を担任部隊として米本土ニューメキシコ州にあるマクレガー射場を使って「ホーク」の対空実射訓練を実施しています。また、10月には同じく派米訓練中の航空自衛隊の「ペトリオット」地対空ミサイル部隊と協同による実弾射撃訓練も行う予定です。

 このたび公開された動画は、この派米訓練に際して「ホーク」の発射を収めたもので、発射機が俯仰し、弾体が放たれる様子をマルチアングルで見ることができます。

 また、画像では、「ホーク」と03式中距離地対空誘導弾という、新旧2種類の陸自地対空ミサイルが同時に発射された瞬間も公開されていました。

 なお、2024年(令和6年)度予算に「ホーク」の廃止が盛り込まれたため、まもなく東北地方や北海道からも姿を消す模様です。

【写真】これが陸自の新旧地対空ミサイルの同時発射の瞬間です

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