格安で話題「ローソンで車中泊」って実際どうなのか トラブルは? 店員の負担は? 行ってみたら「なるほど!」だった

コンビニ大手のローソンなど3社は、ローソン店舗の駐車場の一部を車中泊スペースとして提供する実証実験を行っています。実際の店舗を取材しました。

コンビニ駐車場の新活用 トラブルをどう防止している?

 コンビニ大手のローソンが2025年7月より、店舗の駐車場の一部を「車中泊スペース」として提供する実証実験を行っています。約3か月が経過した10月現在、どのように利用されているのか、実際の店舗を取材しました。

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RVパークの実証実験を行っている店舗のひとつ「ローソン富津湊店」(乗りものニュース編集部撮影)

 この実証実験は、ローソンと一般社団法人日本RV協会に加え、入出金システムなどを手掛けるグローリー(兵庫県姫路市)の3社が共同で行っています。実験では、千葉県内にあるローソン7店舗の駐車場の一部区画において、日本RV協会が定めている車中泊施設「RVパーク」の認証を取得し、夜間に駐車スペースを利用者に提供しています。

 車中泊スペースは2台分の駐車枠が1区画となっており、各店舗に1区画ずつ設けられています。専用サイトを通じた事前予約・事前清算制で、利用者は18時のチェックインから、翌朝9時のチェックアウトまでスペースを使用できます。

 料金は1回1区画あたり、2500~3000円。また、トイレを含むコンビニ施設を利用できるのは当然のこと、電源コードリールのレンタルや、生ごみ処理用の袋の提供も受けられます。

 宿泊費が高騰する昨今、車中泊をする人はますます増え、施設の駐車場を無断で長時間占拠することや、そのマナーの悪さが社会問題となっています。そうしたなか、あえてコンビニが有料サービスとして車中泊スペースを提供するというニュースは、その価格もあいまって話題を呼びました。

 ローソンは利用者にとってのサービスのメリットとして、ローソン店舗をいつでも利用できる利便性と、従業員がいることによる防犯性の高さを挙げます。一方、マナーの悪い利用者によるトラブルや、店員の業務負担の増加に対して、ネット上では懸念の声も挙がっていました。

 ところが、実証開始から3か月が経っても、そうしたトラブルは「まったく起こっていない」といいます。

【え、そこ!?】これが車中泊できるコンビニの「電源」です(写真で見る)

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